Author: Yasuaki Kobashi(小橋康章), All Rights Reserved
Date : 2007/10/17 (updated); 2000/05/02 (updated); 2000/04/19 (created)

KJ法の手順

[1] テーマを決める,
[2] 情報を取材し単位データ化する,
[3] データを一行の見出しに圧縮してラベル化する,
[4] 主観的に類似したラベル同士を集める,

  1. ラベルはランダムに,また見やすいように並べる.
  2. 全部のラベルを一巡して熟読する.原文に想いを馳せる.
  3. 互いに親近感をおぼえるラベル同志が集まってくる.表面的類似性で 強引に集めない.
  4. グループ内のラベルが5,6枚になったらそれ以上多くならないよう注意.
  5. グループ内のラベルが見えるよう,ずらしながらまとめる.

[5] ラベル群に,それらを凝縮して表現したラベルを与える,

  1. 全ラベルの2/3以上がどこかのグループに入ったら,以下の手順に入る.
  2. 任意のグループをとりあげ,その中の全部のラベルを熟読する.
  3. そこに集まっているのがもっともだと思われるなら,そのグループに ついて内容をぴったり表す(下位のラベルとは色違いの) ラベルを書いて,つける.
  4. グループは,グループラベルを上に,クリップなどでまとめておく.
[6] ラベルをさらに上位の群にまとめる,
[7] ラベル群をグループ構造を活かしつつ平面上に配置する,
  1. 最上位のグループを空間配置する.
  2. グループの中身を出して空間配置する.
  3. グループやそのその相互関係を矢線や記号で表現する.

[8] 叙述化する.

  1. 適当な出発点を選ぶ.
  2. ラベルをつなげて筋の通った一つの文章にする.
  3. 思いついたことは何でも付け足してゆく.

ここまでを1ラウンドと呼ぶ,
[9] 上記のラウンドを,問題の提起,現状の把握など,観点を変えつつ何回か繰り返す場合もある.


以下の文献を参考にまとめた.
  1. 川喜田二郎(1967),「発想法」
  2. 小橋康章(1996), 創造的思考と発想支援


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