一緒に個展を見に行った同じく廣田さんの後輩である友人の建築家Ｅさん(注)に，こんどは乃木坂のギャラリー・間(TOTOが運営している建築とインテリアデザインのギャラリー)で開かれている古谷誠章展を見に行きたいんだと言ったら，自分が非常勤講師だったとき古谷さんは助手でという話をはじめたのでびっくり．なんでも大学院生の頃から評判の高かった人とか．見ないわけにはいかない．家内の鎌倉の友人宅で偶然会ったわたしのこれまた高校のうーんと後輩の友達である院生の菅原さんが自分の所属している研究室の展覧会だといって知らせてくれたのがこれ．模型・図面展示を取り込んだインスタレーションだとのこと．世の中は狭い．

注：人前に写真や名前を出すことを極端に嫌うＥ氏が「建築形態論」(丸善, 1998)をはじめ建築書を４冊も実名で出しているのは謎というほかはない．ちなみに彼はそれらすべてをただちに博物館入りしてもおかしくないワープロ（そういう名前の機械が昔あった）で書き上げたという．４冊目の「ル・コルビュジエ／創作を支えた九つの原型」は３月に出たばかり．

鬼押出し園のレストランはやや目障り．黒いトゲのようにひっかかります．